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技術コラム

アルミ切削加工の難しい理由と加工のポイント│舞鶴鉄工所(京都府)

こちらのコラムのでは、アルミ切削加工におけるポイントについてご説明します。

アルミ切削加工とは

アルミ切削加工は、CNCマシンや旋盤を活用し、アルミニウムのブロックや棒材を削り出す加工です。

アルミの加工時には、適切な切削速度や刃具の選定などが重要になり、高精度な加工を実現するには加工ノウハウや設備が必要になります。

軽量かつ、耐久性の高いアルミは、様々な産業分野で幅広く使用されています。

 

アルミ切削加工の難しい理由

アルミ切削加工が難しい理由は、アルミの特性にあります。

軽量で耐食性が高く、熱伝導率も優れていますが、軟らかい材質であり、刃具や機械に対して、負荷をかけやすい特性があります。そのため、適切な切削条件や工具の選定が重要になります。

また、アルミ切削加工にはチップ処理や冷却などの工程も重要です。

アルミニウムは加工時に発生するチップが熱に敏感で、適切な冷却を行わないと加工面の品質が低下したり、刃具の寿命が短くなる可能性があります。

そのため、適切な冷却装置やチップ処理の工程を組み合わせることで、高品質なアルミ切削加工を実現する必要があります。

 

アルミ切削加工のポイント

アルミ切削加工を成功させるためのポイントはいくつかあります。

 

適切な切削条件の設定

アルミニウムは柔らかい材料ですが、適切な切削速度や切削深さ、送り速度を設定することで効率的かつ精密な加工が可能となります。基本的には、高速で作業することによって、部材の溶着が少なくなります。

 

適切な工具の選定

アルミの加工に適しているのは、シャープな形状であるポジティブ加工の刃先です。ポジティブ形状の刃先は切削抵抗が少なくなり削った表面が滑らかになるため、切粉の溶着を防ぐことができ、切粉・くずを排出しやすくなります。それにより、加工品質の向上や刃具の寿命を延ばすことができます。

 

切削油を使用し冷却

アルミ切削時には、摩擦による熱が発生します。そのため、適切な冷却や潤滑が欠かせません。切削油を使用し、冷却をしながら加工をする必要があります。

 

アルミの切削加工は、当社にお任せください

いかがでしょうか。今回は、アルミ切削加工が難しい理由と加工のポイントについてご紹介しました。

機械・装置 試作部品加工.comを運営する舞鶴鉄工所では、創業以来、切削加工に携わってきました。アルミの切削加工に関するご依頼をご検討中の方は、お気軽に当社にお問い合わせください。